Q6.ピッキングとは、どのような手口ですか、また、どうしたらよいでしょうか?
ピッキングとは、合鍵以外の器具(いわゆるピッキング用具)を用いて、錠前のシリンダー部分を操作して解錠する手口をいいますが、シリンダーを破壊することなく解錠しますので、なかなか犯行に気づかない手口です。
対策としては、補助錠を取り付けることと錠前をピッキング対応のものに取り替えることがあります。
●補助錠の取り付け
通常の扉には、錠前が1式のみ備えられていますが、これに補助として更に錠前を1式(補助錠)追加してワンドア・ツーロックにすることです。これで不正な解錠(ピッキング等)に要する時間が2倍となり、ドロボーは非常に嫌がります。
錠破りに対する一般的な対策として効果的で、扉の上部等、郵便受けから手の届かない部分に取り付けることが必要です。
●CP-C錠
ピッキングに対する対策として、錠シリンダーを耐ピッキング性能の高い製品に交換する必要があります。
CP-C錠は、(公財)全国防犯協会連合会が実施している錠シリンダーの耐ピッキング性能を評価する認定制度に合格した錠で、その旨の表記がなされています。